この記事の概要
- シフトは働く人の合意なしに変更できない
- シフトを勝手に減らされても従う必要はない
- シフトを勝手に減らされたら、その分の給料がもらえる
パートとして働いていると、契約時の希望よりも少ない日数や時間でシフトを入れられることがあります。もっと働いて稼がなくてはならないのに、雇う側に勝手にシフトを減らされては困りますよね。
では、パートのシフトを勝手に減らされたときは、主婦はどう対応すれば良いのでしょうか?解説します。
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シフトは一方的に減らせない
パートを募集するときに「週4日、1日4時間」と条件を出しておいて、実際に働き始めてから「来月からは週3日で」「1日3時間勤務に変更しても大丈夫?」などとシフトを減らされるケースは珍しくありません。
「シフトが減る」ということは、「給料も減る」と言うこと。困りますよね。
でも、面接や採用の時に決めたシフトの約束は、労働契約で守らなければならないので安心してください。
働く曜日や時間帯の希望を面接のときに話し合い、雇う側もそれに納得して採用したはずです。それなのに雇う側の一方的な理由でシフトを減らることはできないのです。
同様に、人手不足などを理由に、勝手にシフトを増やすことも許されません。
シフトを減らされたときの対処法
パートとして働く主婦が、シフトを減らされることに対して納得していれば問題ありません。
ですが、勝手にシフトを減らされたことを不服に思っているなら、
- 従わずに抗議する
- 減らされた分の給料を請求する
と言った対処法があります。
従わずに抗議する
採用時に話し合って取り決めたシフトよりも少なくなった場合は、シフトを管理している人に抗議しましょう。「労働契約と違います」と訴えれば、相手も改めるはずです。
減らされた分の給料を請求する
勝手にシフトを減らされた分の給料をもらうこともできます。本来であれば働いて稼げた分の給料が、雇う側の勝手な理由により稼げなくなった(シフトを勝手に減らされた)場合は、働いていた場合の給料がもらえます。
まとめ:シフトは守ってもらおう
面接や採用の時に決めたシフトの約束は、労働契約で守らなければなりません。
雇う側の都合でシフトを勝手に減らしたり、増やすことはできません。もしシフトを減らされたら、従う必要はありませんし抗議してください。あるいは、減らされた分の給料を請求しましょう。
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