この記事の概要
- 交通費支給の有無は会社の自由
- 交通費を支給しなくても違法ではない
近所でパートをするのではなく、電車や車、バスに乗って自宅から少し離れた場所でパートをする場合、交通費が掛かると思います。
パートに出勤するために交通費が発生した場合は、パート先のお店や企業から支払ってほしいですね。では、パート先は必ず交通費を支払う義務があるのでしょうか？解説します。
交通費は必ず支給される？
自宅からパート先に行くまでの電車代やバス代などの交通費の支給の有無に関して、法律で決まりはありません。
そのため、交通費の支給は会社で自由に決められます。どんなに交通費が掛かったとしても、お店が「交通費は支給しない」と決めていれば、違法ではありませんので、その決まりに従わなくてはなりません。
そもそも正社員とは違い、主婦のパートは自宅の近くで徒歩または自転車を使って通勤することを想定されているため、交通費を支給されなくても仕方のないことです。
「交通費支給」の注意点
必ず全員に全額支給ではない
求人欄に「交通費支給」と記載されているパートでも、必ずすべての主婦に全額支給されるわけではないので注意しましょう。
たとえば、
- 交通費支給（上限あり）
- 交通費は一部支給
- 交通費規制支給
と記載があったら、上限額が決められており、遠くからの交通費は対象外になったり、一定以上のシフトに入っている主婦のみ対象となっているケースもあります。
求人欄に「交通費全額支給」とあれば心配ありませんが、支給の上限や条件が決められている可能性もあるので、よく確認してください。
どんな経路でも全額支給ではない
交通費を全額支給される場合でも、どんな経路でも支払ってもらえるわけではありません。
電車やバスは
- 最短ルート（距離）
- 最安運賃
と決められていることが多く、たとえ便利であっても、運賃が高くなる交通手段やルートでの交通費は支給されないこともあります。
まとめ：自宅近くのパートを探そう！
交通費の支給は、パート先が自由に決められます。パート先が交通費を支給しないと決めていれば、それに従う必要があります。
交通機関を利用した通勤は、交通費だけではなく無駄な時間も掛かってしまいます。自宅近くのパートを探した方が時間を有効活用できるので、なるべく家の周辺でパートを探す方が良いでしょう。